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道を作り、光を灯す夢

2008/10/20 23:03
 夢を見ました(10月3日の日記参照)。
 暗い学校。夜、電気もつけないような暗さ。研究棟なのか、講義棟なのか、私は何らかの事情があって、帰りが遅くなってしまったようです。
 私は4階くらいのところで、下へ降りる階段を見ながら立っていました。なんだかよくわかりませんが、よういどん!で逃げなければなりませんでした。走りだそうとした瞬間に、どこから現れたのか、しっかり追いかけ役もいて。といっても、足音以外の情報はわかりませんでしたけれど。
 逃げれば逃げるほど、追っ手につかまるのが怖くなりました。階段もどんどん暗くなっていくように感じられました。
 私は暗い階段を、とにかく下へ下へと逃げました。1階へ。明るいところへ。誰か人がいると思ったからなのか、単に出口を求めてなのか、そこはきっと安全だから、追っ手は来ないだろうと信じて。途中、これから帰ろうとしているらしい何人かの学生とすれちがいましたが、追っ手はやはり私だけを狙っていましたし、私がどれほど必死で逃げようとも、周りの人間からは生死をかけた死闘になんて見えないのです。ですから、私も最初から、助けを求めようとも思いませんでした。きっと誰もわかってくれないから。助けになってくれないから(=そこにいる誰よりも自分のほうが強いと思っている)。そして、足を止めてしまうことが、何よりおそろしいから。よって、私がひたすら逃げるしかなく、それが考えられるなかでの最上の選択なのです。
 必死に逃げつづけていた私は、1階か、もしかしたら間違って地下1階にまで来てしまったかもしれませんが、ふりかえったり、行く先を考えたりせず、ただただ走る速度を落とすまいと、そのことだけを考えていました。
「ここを右に曲がれば通路はあるかしら」
 ありませんでした。ふと、左に通路がひらけました。もしかしたら、自分を追いこむことができなくて、夢がサービスして作ってくれたものかもしれません。私の夢に備わっている(?)、ホラーになりそうな展開をホラーにしないという、例の不思議な力がはたらいたのかもしれませんでした。
 ひらけた通路の先を行くと、広い廊下に出ました。まっすぐ行くと、外が見えました。外は斜陽が射しこんでいて、その光が私の目には明るくうつりました。気がつくと、追っ手はもう追いかけてきていませんでした。まるで、光のあるところにはこられないかのよう。
 夢分析。
 私は誰とも知れない追っ手と勝負(鬼ごっこ)でもしていたのかしら。だとしたら、逃げきることのできた私はたぶん勝ったのでしょう。誰と、何の目的で勝負をしていたのかはわかりませんが、勝ったのなら、何か賞品がもらえるのかしら。リクエストしてもいいのかしら。
 確かに、私はおそらく、一応、今回の勝負では勝ったといえるのでしょう。少なくとも、負けてはいないのでしょう。ですが、私はそれは本当の意味で勝ったことにはならないと思うのです。逃げるが勝ちとはいったものですが、逃げることが本当の意味で勝ったことになるのでしょうか。私は結局のところ、自分の恐怖には勝っていないのです。となると、私の次なる目標は、自分の力で追っ手に立ち向かうことではないでしょうか。そこで本当に勝ったのだと認めることができるような気がするのです。
 なお、似たような怖い夢を見てきたなかで、これは今回の夢がはじめてだったと思うのですが、私は自分で道を作ることができました。光をともすことができました。私が逃げるという意志をもちつづける限り、追っ手にはつかまらないのではないかという変な自信もつきました。なんか、大丈夫そうじゃない、私。
 ところで、現実的に私が追われているものに心当たりがありました。

 研究報告書の締め切りか…!

 論文に追われていないときも見る夢なので、無関係だとは思うのですが。本当ですよ。



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